春の桜の咲く頃に、時間が取れる時は毎年福島県いわき市の諏訪神社のしだれ桜を見に行きます。最後に行ったのは2015年です。この神社は鎌倉時代からあるもので、そのお堂のそばに立つしだれ桜は樹齢500年以上だそうで、たしかにマンモス桜と言えます。一本の幹から四方に数十メートルもの枝が伸び、そこから垂れるしだれ桜が地面に着くスレスレのところで持ち上がるように、至る所つっかえ棒で枝が支えられています。夜になると境内に向かう階段からライトアップされ、階段をのぼるたびにワクワクします。階段を上がりきるまえに顔を上げると、光に照らされた樹の上部が現れ、非常に神秘的です。幹のそばに立つとまるで桜のシャワーを浴びているようです。カーテンのような桜の間から覗く狛犬がとても可愛いです。
さっくー (30代女性) 体験時期 2015年