この村山浅間神社の見どころは、静岡県の天然記念物に指定されている大スギと大イチョウです。大スギはとてつもなく太い幹にしめ縄が張られていて、高さもあり、御神木とされるだけの風格と貫録を十分に備えていました。これほど立派なスギの木を見たのは、たぶん初めてだと思います。大イチョウはやはり幹がとても太く、枝を四方八方に広げていて、大スギに負けず劣らず立派な木でした。私が行った時期は葉をつけていませんでしたが、青葉の頃、そして葉が黄色くなる頃にはまたちがった趣を見せてくれることでしょう。境内はどこか枯れた感じの味わいがあり、同じ世界遺産の構成資産である山宮浅間神社とは違った素朴さが感じられました。また境内社の高嶺総鎮守社は、社殿が2003年再建と新しいにもかかわらず、昔の修験道の名残が漂っています。本殿横から高嶺総鎮守社へ向かう階段が結構急で、上るだけでもほんの少し修行をしたような気分になりました。
あおきリサ (40代女性) 2017年3月の3連休