作楽神社

何年か前に、母と祖母と祖母の妹の4人で日帰り旅行がてらお花見に行きました。 本来の目的は津山城だったのですが、院庄インターを降りた所で作楽神社の看板を見ました。 その頃私は、漫画で神様や神社について少し興味があったので、せっかくここまで来たんだし観光も兼ねて行ってみようと誘いました。 車からおりて鳥居を抜けると、思った以上に広大な敷地が広がっていました。 なんだか不思議ですよね、多分気分的なものだとは思いますが、鳥居をくぐると澄んだ空気があるような感じがしました。 周りも背の高い木に囲まれていたので、自然がそんな空気を作っていたのかもしれません。 しばらく歩くと、「高徳顕彰碑」という銅像が目に留まりました。 説明文に、島流しにあった後醍醐天皇を助ける為に追っていた児島高徳が、桜の木に天皇を慰める詩を書いたと書かれていたと思います。 歴史上の建物など今までもたくさん行った事がありますが、周りに近代的な建物がなかったせいなのか、本当にこの場所で何百年も昔に生きていた人がいたんだなと感じ、鮮明に記憶に残っています。 歴史について正直よくわからないので、後醍醐天皇がどんな人だったとかは不明です。ですが、その人を大事に思い、助けたいと思った人がいたんだなと感じて、なんだか不思議な気持ちになりました。 結局、祖母たちが歩くには社まで遠かったのでそこで引き返し、また今度お参りしようと話しました。 また機会があったら行ってみたいです。
楓子 (20代女性) 2014年4月


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