鴻八幡宮

鴻八幡宮のだんじり祭りは、私が幼い頃から長年参加してきたお祭りです。このお祭りは、10月の第2土曜日、日曜日の2日間に渡って開催されます。地区ごとにだんじり、千歳楽を出し、1日目は町内を練り歩きます。お化粧をし、髪の毛をスプレーでカラフルに染め、はっぴを着て、子供から大人まで、心を一つにしてみんなでだんじりを引きます。鼓、締太鼓、篠笛、鐘、胴長太鼓で祭りばやしを演奏しながら歩くのですが、この演奏を私達は、しゃぎりと呼んでいます。このしゃぎりの演奏を聴いているだけでも胸が高鳴るのです。小学校中学年?高学年になると、このしゃぎりに仲間入りさせてもらえます。このしゃぎりは、地区ごとによって演奏も異なります。お祭りの時には、町のあちらこちらから、いろいろなしゃぎりの音が聴こえてくるのです。いよいよ2日目には、各町内からだんじり18基、千歳楽1基が鴻八幡宮へ向かって集まります。鴻八幡宮の急な坂道を、だんじりの縄を練りながら歩くのは本当にスリルもあって、とても楽しいです。このお祭りは、地元の人間に本当に大切にされている伝統行事なのです。
みか (20代女性) 1995年10月


----------------------------------------------------