椿大社

三重県鈴鹿市の椿大社では、毎年6月30日に夏越の大祓式が斎行されます。夏越の大祓式の茅の輪くぐり神事は、拝殿前に設置された直径3mの茅の輪を「水無月の夏越の祓する人は、千歳の命のぶといふなり」と唱えながら8の字に3回潜り抜ける事で、心身の穢れや災厄を誘引する様々な罪を祓い清め無病息災を祈願する事が出来ます。大祓式には、多くの神道関係者以外にも参道に入れないほどの一般参拝者が訪れ、大変な賑わいとなります。その為、通常は入道ヶ嶽の登山者が利用する駐車場から拝殿まで1キロ近く歩く事になり、名物の鶏めしや草もちも品切れになる事もあります。しかし、神事に用いられる茅の輪は毎年6月30日の前後1週間設置されているので、6月30日以外に椿大社を訪れゆっくりと茅の輪くぐり神事を行うのもおすすめです。茅の輪くぐり神事後は、自分の身代わりとなる人の形に切った白紙の形代に自分の穢れや罪を移し、鈴鹿川上流御幣川川原祭場から御幣川に祓い流します。
狐鹿蛙 (40代女性) 毎年6月30日


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