福王寺

近所のお寺のイベントということで親戚の子どもたちを連れて参加しました。 「火渡り修行」という、読んで字の通り祈祷の護摩を焚いた焚火の上を裸足で横断する、という修行です。寺院の関係者だけでなく、一般参拝者も参加できました。 福王寺は山中にあるお寺で、お寺最寄りの駐車場に車を停めて、参道を10?15分登ります。参道と言っても神社等でよく見る石段のように整った道ではなくて、登山道に近い険しい道なので、登山の末ようやく現地に到着するようなお寺です。山の上にはこのお寺以外の施設はないので、修験者の修行の場なのだと思います。 火渡り修行はまず、お坊さんと山伏の格好をした方々が場を清め、祈祷をしてから点火。結構な勢いで火柱が上がる本格的な焚火でした。キャンプファイヤー位はあったと思います。 少し火が落ち着いた頃、焚火の組木を崩して真ん中に通り道を作り、火渡りの準備が始まりました。焚火の薪が炭になりかけでまだ赤く燃えているような中を、少しだけ木でたたいてとりあえず炎を消してから、まず修験者の方々から火渡り開始。足の裏に塩を付けてから渡っていたけど、それでも十分熱そうでした。 お坊さんや修験者の方々が渡り終わったら、一般参拝者も同じように火渡り開始。もちろん希望者だけでよいので、無理に渡らなくてもよいのだけど、折角なので体験しました。 大勢が並んで順に渡って行くので、順番が後ろになるほど炭火も踏み消されて温度が下がっていて、自分の順番では温かい炭の上を裸足で歩いた、という感じでした。渡りきった後にお清めの神酒を頂いて、火渡り修行終了。 滅多に出来ない経験が出来て、楽しかったです。
By Oragong40代女性
時期:2014年秋


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