母が亡くなった年に納骨されたお寺で除夜の鐘をつきました。家族みんなで鐘をついて母が亡くなった悲しみを鐘の音で癒しました。除夜の鐘をついたのは人生で3度目程で、心が静かになるような気持ちになりました。最近は鐘の音がうるさくて無くす風潮もありますが、私は昔ながらの行いは意味があるものと思います。母に思いを馳せて夜中の静けさの中に響く鐘の音を聞いて心が穏やかな気持ちになりました。鐘をついた後は甘酒か豚汁か忘れてしまって定かでないのですが、振舞っていただき体も心も温まりました。家族が一人いなくなり心にぽっかりと穴が空いたような気持ちでしたが慰められました。その次の年も家族みんなで除夜の鐘をつきに行きました。
花奈々 (30代女性) 2011年の大晦日、2012年の大晦日